平成26年 2月
No.103

寒波が襲う日本で、センター試験が行われました。 受験者は、去年よりおよそ1万2700人、率にして2.2%少ない56万672人が受験する予定だそうです。 学部選びでは、就職に有利といわれる理系人気が続き、学校選びでは地元志向が根強いようです。 現役の高校3年生は「最後のゆとり世代」にあたり、来年度入試からは新教育課程で学んできた後輩とライバルになります。 このため「浪人したくない」との安全志向も強く表れているようです。

来年度は、数学と理科で新課程に対応した出題となります。 数学の出題科目、選択方法は、旧課程と同様ですが、出題範囲は、「数学A」は「場合の数と確率」、「整数の性質」、「図形の性質」の3項目、「数学B」は「数列」、「ベクトル」、「確率分布と統計的な推測」の3項目の内容のうち、それぞれ2項目を選択解答する形となります。 一方、理科の出題科目は、旧課程から2科目増加し、「物理基礎」、「化学基礎」、「生物基礎」、「地学基礎」、「物理」、「化学」、「生物」、「地学」の全8科目。 受験生は、志望する大学の入試科目に応じて、選択します。

そして、現行の大学入試センター試験は5年後をメドに廃止され、高校での学習到達度を測る新共通試験「達成度テスト」(仮称)に移行する見通しです。 政府の教育再生実行会議は、知識偏重で1点刻み一発勝負の現行試験の見直しを提言しましたが、実施主体やテスト時期の設定などなお検討課題は多いようです。

達成度テストは難易度の異なる「基礎レベル」と「発展レベル」の2種類。 センター試験に代わる「発展」は1点刻みの点数ではなく、5〜10段階程度のランク別評価とし、高校在学中に複数回挑戦できるのが特徴です。 提言は「発展」を1次試験に活用し、各大学が実施する2次試験では面接や論文、生徒会やボランティア活動などを重視するよう求めています。 具体的な制度設計は現在、文部科学相の諮問機関である中央教育審議会で議論されていて、早ければ今春にも一定の方向性が固まる見通しだそうです。 文科相は達成度テストの導入時期を「早くても5、6年後」としています。 現在の中学1年生以下が対象になりそうです。

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≪対象≫ 中学生 (塾外生も可)
≪教科≫ 英語・数学・国語・理科・社会の中から希望する教科
≪日時≫ 教室長と相談の上、決定します。
≪受講料≫ 1講座 (1科目90分×2コマ) ※2講座以上の受講も可能です。
(中1) 4,830円 (中2) 5,250円 (中3) 5,880円
  • 申し込みの際には、申し込み用紙をお渡しいたします。必要事項を記入、捺印の上、教室長に提出してください。
  • 席に限りがありますので、お早めにお申込み下さい
  • この講座は、座席数や講師の関係で振替授業ができない場合があります。
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