平成27年 4月
No.116

3月10日、11日に県立高校の入試が行われました。 今年度から入試形式が変わり、50分、60点満点に変更されました。 また、出題傾向にも変化がありました。 今回はその内容について、変更点とこれからの対策について、各教科毎にまとめてみましたので、参考にしていただきたいと思います。

国語 大問5問の構成となり、語句の知識・長文読解力(文学的文章・説明文)・古典読解力・表現力を問われています。 文章だけでなくカードや図を組み合わせて総合的に考えさせる問題が増え、また選択問題もそれぞれの選択肢の微妙な違いを読み取れないと正答できなくなっています。 長文の表現技法に注意しながら読むことや、自分の意見を題意に沿って具体的かつ的確に表現する練習が必要です。

社会 昨年と比べ、記述問題が難しくなっています。 資料と指定された語句を用いて書くようになっています。 新研究などにある記述問題とは異なる出題形式なので、資料から何を読み取り、どのように書くべきかを普段から練習する必要があります。 歴史分野や公民分野で国名や場所が問われているので、地図帳を使って国名や場所をおさえておきましょう。 為替相場のような教科書の発展で扱っている分野も出題されているので、細かいところまでチェックする必要があります。

数学 目新しい問題としては、文字式を使った証明が復活しました。 図形の証明とも基本的な問題を書く練習が今後必要でしょう。 空間図形、平面図形の問題は、相似、円周角、三平方の定理という3年生の2学期以降の内容を総合的に利用する力を要求されるため、応用問題を数多くこなすことが必要です。

理科 昨年に引き続き冗長な設問が多く目につきました。 大問数は5題と旧来同様でしたが、小問集合(大問5)の配点に大幅な増加が見られました。 可能な限り、多くの単元から出題したいという意図が見られます。 難易度に関しては、放射冷却や台形ガラスに入射した光線の経路が少々難しかったものの、それ以外は標準レベルでした。 今後とも「平易な標準問題を素早く、正確に解くこと」「身のまわりの自然現象や学校での実験活動に意欲・関心をもって接すること」が攻略の要となります。

英語 大問数と形式に大きな変化はなかったものの、全体的に文章量や扱うグラフ・表が増し、英作文の小問が新たに1つ加わりました。 また、説明文に変えて、話し合いの場面設定での文章内容となり、それぞれの発言者の内容を整理しながら読む力が求められました。 英文の読み書きの力に加えて、要約する力も望まれます。

春期講座のお知らせ

3月27日(金)~4月4日(土)の期間は春期講座を行います。
新小4~新高1は、1講座5,400円(税込み)です!
この機会をお見逃しなく! (詳しくは春期講座のご案内をご覧ください。)

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