平成27年 9月
No.121

今年も多くの生徒に自啓館の夏期講座を受講していただき、ありがとうございました。 中には、朝の10時から夜の10時まで授業と自習で頑張る生徒もいました。 この夏休みの努力がすぐに結果となればよいのですが、必ずしもそうでないことがあります。 勉強した時間数と、成績の上昇が一次関数のように直線状に比例しているのであれば本人にとっても励みになります。 しかし実際の勉強はこのような形では現れてはきません。 あれだけ勉強したのに、どうして全然点が取れないのだろう」とやる気をなくしてしまいます。

ここで「勉強というのはダムの水を貯めるようなものだ」という話。 ダムというのは、半分の水位まで水が貯まったから半分の電気が起こせるというものではありません。 8割位まで貯まって、それを一気に放出することによってエネルギーとして使うことができます。 (から)のダムに、はじめて水を入れるときというのは、少しずつ溜まる一方で、地中に吸い込まれていく水もあり、見た目の水量はあまり増えません。 水を入れ続けることで急激に水かさを増していきます。 そして、一定量の水を蓄えることで、安定したエネルギーを供給できるようになります。

勉強も同じで、試験の点として結果を出すためには、いろいろな問題をこなし、繰り返し復習し、知識や考える力をつけなければなりません。 それには多くの時間が必要です。 この夏休みにがんばってやっと6〜7割の水を溜めたとします。 その状態でテストを受けて結果が出なかった。 そこでやる気をなくし、せっかく続けてきた勉強を投げ出すことは、もう少しで8割まで溜まりかけていた水を蒸発させてしまい、また空(から)のダムに一から水を貯めるようなことになります。 今がんばっていることは必ず蓄積されています。 決して無駄になりません。 「継続は力なり」です。

自啓館では、「お友だち紹介」キャンペーンを9月30日(水)まで行っています。 塾を探しているお友だちがいましたら、ぜひご紹介ください。 ご紹介いただいた場合、1,000円の図書カードを進呈いたします。

過去の平均点
平成26年度 115.3点
平成25年度 120.2点
平成24年度 132.0点
平成23年度 120.8点
各教科50点、合計250点満点。

7月31日付で、平成27年度大分県立高等学校入学者選抜学力検査(第一次)の分析結果が、大分県教育委員会のホームページに掲載されました。 学力検査合計の平均点は、143.7 点(300 点満点)で、最高点は 287 点、最低点は 7 点。 各教科別では、国語31.3点、社会30.3点、数学27.9点、理科32.4点、英語23.5点となっています。 各教科60点満点、5教科合計300点に代わってからの点数ですので、前年度との比較はできませんが参考までに過去の平均点が掲載されていました。(右表)

123 122 121 120 119