平成28年 4月
No.128

平成28年度の各入試が終わりました。 今月は、各塾長から今年の入試、また1年を振り返ってみての思いを寄せてもらいました。

「脱ゆとり」が叫ばれて久しくなります。 高校入試も年々難化しています。 大学入試改革の内容も少しずつ明らかになり、今まで以上に理解力・応用力の重要性が増してくると随所で喧伝されています。 しかし、だからこそ、まず基礎の確実な定着を強く意識してもらいたいです。 受験に「うっかりミス」はありません。 あるのは失点という事実のみ。 獲れる問題を確実に獲るためにも、より難度が高い問題に対応するためにも、堅牢な基礎構築は必須です。

高校入試でも、定期テストでも、記述問題が以前より増えています。 ただ暗記するだけでは対応できません。 日ごろから練習していく必要があると思います。 思考力、分析力、表現力を必要とする問題に対処できるようになるためにも、基礎知識の定着、反復はとても大切です。 早め早めの取り組みの大切さを実感しています。

授業中に「なぜ?」、「どうして?」と考えたことをそのままにせず、その場で質問し、解決してほしいと思います。 個別指導だからこそ、それは可能です。

与えられた問題を解いて終わりではなく、逆にそこから派生して考えられるいろいろな問題を想定して考えること。 また、新聞やテレビのニュースを、授業で習ったことと関連づけながら見てほしいです。 他県の入試問題等、いろいろな問題に触れ、対応できるようにしてほしいです。 時間を意識してテストに取り組むことも大切です。

基本を疎かにせず、五感を使って学習すること。 「凡事徹底」当たり前のことを徹底的に、目の前のことをコツコツこなしていくことが合格への近道です。 出された宿題をきちんとやれたり、自習に積極的に取り組んだりした生徒は強かったです。

一人ひとり思い返してみると、程度こそあれ確実に成長していると言えます。 特に中学1年生では、不慣れだった最初の頃と比べると正確性、処理スピードが格段に増しています。 受験生では、理科で比例式を使いこなせていたり、数学では自力で補助線を弾いて等積変形が解けるようになっていたり、英語の長文でいつの間にかスラッシュを入れながら読めるようになっている生徒もいました。 間近で見る成長ぶりに驚き、また発見することに喜びを感じています。

塾生のみなさん、進級・卒業おめでとうございます。 特に受験生は最後までよくがんばったと思います。 ゆっくり羽をのばして下さい。 新年度がもうすぐやってきます。 周囲の環境が変わる春、新たな気持ちでまたスタートがきれるよう今一度よく1年を振り返り、自分自身をみつめなおしてみましょう。

春期講座のお知らせ

3月28日(月)〜4月5日(火)に春期講座が開講します。

新小4〜新中3は、 1講座5,400円(税込み)! この機会をお見逃し無く! (詳しくは春期講座のご案内をご覧ください。)

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