自啓館だより
平成28年 9月
No.133

仕事からの帰り道、風が気持ちいいので、車の窓を開けて走ります。 自宅近くに田んぼを抜ける道があるのですが、信号待ちをしているとほのかに稲穂のにおいが漂ってきます。 少しずつですが、秋に近づいていることを感じます。

日本の反対側で行われたスポーツの祭典では、日本人の活躍が連日報道されました。 特に今年は、初物が目立ちました。 カヌー、バドミントンダブルス、男子卓球団体、テニスの96年ぶりというのも初といってもよいのではないでしょうか。 表彰台に立ったときの選手の満面の笑みに心が潤いましたし、期待されていたにも関わらず結果を出せず涙したアスリートの姿も胸に残りました。 いずれにせよ、この大会に向けて4年間必死で努力してきたことは、どの選手にもいえることで、だからこそ、その一言々に重みを感じます。 そこで今回は、みんなを応援してくれるコメントをいくつか紹介します。

「当たり前のことを当たり前にやるという難しさを改めて感じました。」

柔道 大野 将平 選手

「いろいろ経験して酸いも甘いも知った。苦しかったことも今日のためにあったのかなと思う」

柔道 田知本 遥 選手

「絶対にあきらめないと決めていた。」

レスリング 土性 沙羅 選手

「自分のやってきたことを出そうと思ってそれが出せて逆転できた」

バドミントンダブルス 松友 美佐紀 選手

「どんなに厳しい状況でもとりあえずやってみる、跳馬の1本目のように失敗覚悟でやってみることが成功に結びつくんだなと、きのうの跳馬で確信しました」

体操 白井 健三 選手

今年も多くの生徒に夏期講座を受講していただきました。 中には、授業と自習とで朝から晩までがんばっている生徒もいました。 オリンピックは次の東京大会まで4年間という長い時間がありますが、公立高校の入試まであと約半年、センター試験や私立高校入試、中学入試までは約5カ月、大学の推薦入試ならたった数カ月ほどしかありません。 残された時間をこれからどう過ごすかは、自分次第です。 勉強でなかなかオリンピックを見ることができない生徒がいた?と思いますが、選手が見せる勇気や元気を自分のものにして精進していきましょう。

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