自啓館だより
平成30年 6月
No.154

6月10日は「時の記念日」。「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」という趣旨で、1920(大正9)年に制定されました。

「日本書記」に
「置漏尅於新臺。始打候時動鐘鼓。始用漏尅。此漏尅者天皇爲皇太子時始親所製造也」
(漏尅を新しき台に置く。 始めて候時を打つ。 鐘鼓を動す。 始めて漏剋を用いる。 此の漏剋は、天皇の皇太子に(ましま)す時に、 始めて(みづか)製造(つく)りたまふ所なり)
つまり 「天智天皇が漏刻(ろうこく)(水時計)を置いて初めて時を打った」 とあります。この日が6月10日(グレオリオ暦671年)であることにちなんで時の記念日となりました。 6月は祝日がないので、この日を祝日にしようという意見もあるようですが、具体的な動きはないようです。

余談ですが、日本の標準時は東経135度を基準に決められていると思っている方も多いと思いますが、実は違います。1967年に国際度量衡総会で1秒の定義を「原子時」に決め、現在は世界中の約400台の原子時計の平均を基に国際度量衡局(フランス・パリ)で世界標準時を決定します。日本はここから9時間進めた日本の標準時間を情報通信研究機構(NICT、東京都)の原子時計で決めています。しかし法律上は今も東経135度の時刻が日本の標準時とされたままです。

太陽や月の動きから「時」を感じていた時代からは想像もつかないほど緻密な時間管理がされている現代ですが、身の回りの自然に目を向け、季節の移ろいを感じる時間も大切にしたいものですね。時間は誰にでも平等に与えられたものであり、二度と取り戻せない大切なものでもあります。有効に使うか、無駄に使うかはその人次第ですが、時間の大切さについて考える良い機会としてほしいです。

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実施日・時間
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