自啓館だより
平成31年 2月
No.162

早いもので、新年を迎えて1月ももう終わろうとしています。 平成最後の中学受験、センター試験、私立高校入試と続きます。 生徒のみなさんは最大限の努力をしていると思いますが、最後の最後は神頼みとして学問成就の神様にお願いすることもあると思います。

その神様の中でも有名なのが、太宰府天満宮に祭られている菅原道真。 2月25日(旧暦)は道真の命日となります。

845年、学者の家系に生まれ、幼少の頃から学問の才能を発揮し、5歳の時には和歌を詠み、11歳の時には漢詩を作り、神童と称されていました。 そして、平安時代を代表する学者・詩人となり、祖父 清公(きよとも)、 父 是善(これよし)に継ぎ、 文章(もんじょう)博士となりました。 文章博士とは朝廷の役人の養成機関で歴史や詩文を教える教官で学問界の最高位です。

その後、道真は宇田天皇の信頼を受け、彼の政治を支ええる一人となります。 醍醐天皇の即位後、右大臣となりますが、左大臣藤原時平によって謀反の罪がきせられ、大宰 権帥(ごんのそち) に左遷されてしまいます。 大宰府に流されて2年後の901年2月25日に59歳で亡くなりました。

道真の死後、左遷に追い込んだ人物が相次いで早世したり、都では疫病や洪水、飢饉など不穏な出来事が続いたり、世間の人々は道真の怨霊の祟りだとうわさしました。 さらに、宮中の清涼殿に雷が落ちたことで、京都・北野の地主神である 火雷(からい)天神と結びついて道真=雷神と考えるようになりました。

朝廷は道真の祟りを鎮めようと北野天満宮を建立。 道真が亡くなった大宰府にも墓所の地に安楽寺天満宮、のちの太宰府天満宮を建立しました。

時が経つにつれて、道真の怨霊に対する恐れがなくなり、道真が生前すぐれた学者であったことにより学問の神としても信仰されるようになりました。 室町時代には和歌や連歌、芸能の神として崇められ、江戸時代になると、学問の神として藩校や寺子屋で祀られました。 そして、現在でも学業成就の神として親しまれているのです。

本番までのこりわずかとなりました。 体調に十分留意して最後の最後まで目標に向けて努力していきましょう。

インフルエンザが流行しています。 換気には十分気をつけていますが、教室内で風邪をうつされないよう、そして、うつさないようにするためにも、マスクを着用するよう心掛けましょう。 各教室にマスクを用意しています。 必要なときは言ってください。 もし、インフルエンザにかかった場合は、早めにご連絡ください。

定期テスト対策講座のご案内

学年末テストにむけて、定期テスト対策講座を行っています。 普段の授業で受講していない教科や、今受講している教科のさらなる点数アップを目指します。

対象
中学生・高校生
教科
英語・数学・国語・理科・社会
実施日・時間
各教室の塾長と相談の上、決定します。
  • 申し込みの際には、申し込み用紙をお渡しいたします。必要事項を記入、捺印の上、教室長に提出してください。
  • 席に限りがありますので、お早めにお申込み下さい
  • この講座は、座席数や講師の関係で振替授業ができない場合があります。
定期テストの得点UP=内申点UP
早めのテスト対策で、点数を上げよう!
164 163 162 161 160