令和2年 1月
No.173
No.173
令和元年が終わろうとしています。 新しい元号の響きも耳に慣れてきました。
今年の世相を表す漢字が「令」でした。 選ばれた理由が、 ①新しい元号の令和に明るい時代を願う国民の思いが集約された。 ②法令改正による消費税。 ③芸能界で起きた闇営業、薬物使用などの問題で法令順守が重視されたこと。 ④自然災害で警報や避難勧告の発令が相次いだ。などが挙げられていました。 ①はそのままですが、法令や発令の令は少しこじつけ気味だと思いました。
この「令」という漢字、亼+卩からなる会意文字で、
「亼」は集める意味とも、頭上にいただく冠の象形ともいう。 「卩」は人のひざまずいた形にかたどる。人がひざまずいて神意を聞くさまから、「いいつける」の意味を表す。 (「漢語林」より)
その他の意味には、詔、掟、法令、戒め、立派な、優れた、敬称等があります。 令和の由来となったといわれる万葉集の序文に出てくる「令月」はよい月ということでした。
大学入試共通テストの英語の民間試験を導入し、記述式の問題を出題するという 令状が出されたものの、中止という 令書が出され、官僚は 令色(こびへつらうような顔色)をさらし、実際に受験する高校生は随分振り回されました。 しかし、周りに振り回されずにしっかり勉強ができていれば、合格発表日が 令節(めでたい日)となることでしょう。 以上、かなりこじつけてみました。
最後になりましたが、今年一年間自啓館をご利用いただきありがとうございました。 年明けてすぐに中学入試、私立高校特奨試験、最後のセンター試験と続きます。 インフルエンザにかかって欠席する生徒も出てきました。 後は体調管理に気を付けて受験に備えてほしいと思います。
全員合格を目指し、講師一同全力で生徒の指導に当たっていきます。来年もよろしくお願いいたします。