平成25年 12月
No.101

コピー機がなかった時代の棋士の卵は、棋譜を一日がかりで書き写し、それで勉強したものである。 一局の棋譜を手で書き写すには結構時間がかかる。 その時間をムダと思うか、それとも、そこから何かを得ようとするかで、将来的には大きな違いがある。 ……苦労しないで効率よく強くなった人は、弱くなるのも早いものである。……

人間は生まれつきの能力の差はほとんどないのだ。 とすれば、繰り返し以外に道はない。 ……毎日の繰り返しの結果、手や足が勝手に動いてくれるのである。 何事もそのレベルに達するぐらいの練習が必要であろう。 テレビや雑誌などで、何事でも、いかにも簡単にできそうに描かれているせいか、面白くない基本の繰り返し練習を避け、一足飛びに高度な技術に挑戦したがる傾向がある。 自分にもできると錯覚してしまうのだ。 一朝一夕にことがなせるというのは、幻想の世界のことだと、しっかり覚えておくことである。

(谷川浩司「集中力」より)

冬期講座期間中の通常授業について

自啓館では12月22日(日)〜1月7日(火)の期間で冬期講座を行います。 (詳細は冬期講座の案内をご覧ください。) 授業日程表に表記していますが、冬期講座期間中の通常授業は休講となります。 (12月の第1週目は11月の第5週目で行っています。) よって、2週間ほど通常授業がない状態となります。 受験生はもちろん、他学年についても2学期の重要な学習内容を冬期講座で復習し、休み明けのテスト対策に向けて取り組んでいきたいと思いますので積極的な参加をお待ちしております。

自習の心得
  • 自習は一人でする
  • 授業中の私語は厳禁
  • 音楽を聴いたり、ケータイ・スマホをあたったりしない。
  • 一度、自習を始めたら、授業中は立ち歩いたり、教室の外に出たりしない。
    (授業時間に合わせて行動する。)

受験も間近になり、積極的に自習に来る生徒が増えてきました。 実際、ある教室のOKくん(中3)は、週3回19時30分に授業が終わった後、10時まで、TKさん(中3)、TYさん(高3)は9時10分の授業後はもちろん、授業がない日も塾に来て、10時まで自習をしています。その他の生徒もがんばっています。

ただし、自習をするうえで最低限のマナーをきちんと守るようにしてください。周りの迷惑にならないようにしましょう。

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